プリン です✨

日々の感じた事 困った事 思った事を ツラツラと書いて居りまする
バンコク情報 さほど 御座いません
お許しあれ

星の下


ミチヨ


プリン




「そうなのよ そうゆう星の下に 産まれてしまったのよ」



「んだな そう思うしかないもんな」



「んだべ 愚痴言いながら 血管切れそうになりながらも
 あーーた 捨てる事もできずによぅぅ
 オラは 毎日 過ごしてる」



「うん ミッちゃんチの たまちゃんも 尋常でないもんな」



「んだ 昨日だって 夜の10時過ぎに 電話よこしてよ
 あーだこーだと いつものごとく 並べてたてるから
 ね ばあちゃん その話は 明日ゆっくり聞くから
 今 パパ 食事中だし って 言ったら
 あーーーた なんて たまちゃん 言ったと思う
 いいのよ あんな男の事は ホットケ だよ
 ん それって どうよ」



「ワッハハハ 子供だな まるきっし」



「んだべ 子供なら 怒る事もできるけど それも できねしな」



「うん できねな」



「わたし もう たまちゃんと話してるとホント血圧が 上がるのが 
自分でも わかるんだから そのうち ブッチと 切れると 思うよ」



「人ってさ 生きてるだけで 色んな人に迷惑かけているし 
嫌な思いさせてるかもしれないし 心配させてるかも だべ」



「んださ」



「そうゆう 基本的な 当たり前の謙虚さが ないんだよ
誰にも 迷惑かけたくないって それは そうだけど かけてるんだよね 誰でも」



「んだ」



「そんな話は てんで噛み合わなくて すれ違うばかりでよ
もう ホント 今日は 疲れた」



「んだべな それに プーちゃんが なんで 戻らなきゃいけないのか
おがしいべした ちゃんと 長男が いるのによ」



「でも こんな 娘でも 娘が 使いやすいのよ」



「だけど あなたの この先は どうなるのよ
仕事だって もう なかなか ないよ
やっと 今の職場で 自分の場所作ったのに
んだべ 頑張って やっと 言いたい事 言えるように してきたんだべした  
それ どう考えてるんだべ」



「考えてないべさ んでも 
だからと言って ほっとけないべ」



「んだのよ そこさ 戻るのよ」



「まだ わたしは 旦那がいないだけ マシださ
みっちゃんは 旦那にも 気を使わなきゃいけないもの 大変だ」



「そうよ 時々 思うのよ いなきゃいいのにって」



「誰が」



「旦那よ」



「旦那を 欲しい相手が いる時は 離せずってか」



「んだってば あの時 手放しておけば いがったのに 最大の失敗だ」



「ワッハハハ なんでも 気づいた時は 遅いわけだな」



「んだ 遅い 誰も 引き取ってくれね」



「なかなか 上手くは いかないもんだな」



「ねぇ それも そうゆう星の下なんだべが」



「それにしても 長すぎないか
そろそろ 喪が明けたって いいころだべや」



「オラだば 喪明ける前に 血管切れそうだ」



「ホントだな こうやって 愚痴言い合って
あぁぁ 年老いていくんだわさ」



「しがたねぇな そうゆう星の下だ オラダ」



「んだな」







父が 2006年に 亡くなりました


その年に


2年ほど 山形に戻りました


山形に 戻るからと


ミッちゃんに 電話をした時の会話です


古い話です





もう充分年老いてしまいました


愚痴も 少なくなりました




夫婦間の事も


仕事に関しても


対人関係も



愚痴を言ってる時が 華かもしれませぬ









星の下


バンコクの車の音が 聞こえます


冬の雪道 浮かびます