ウチの仔達
プリンは
横浜に住んんでいる頃
隣の お兄ちゃんが 拾って来た仔だ
隣は お母さんと
働いたばかりの お兄ちゃん
そして 猫が1匹
この 5階建ての マンションと 呼べば
詐欺になる様な ハイツには
結構 猫を飼ってる人が 多くて
何時も 私は 部屋にいる時には
ドアを 開けていた
隣りの仔は 直ぐ 入って来る様になっていた
ある日
隣のお母さんが 訪ねて来た
息子が 子猫を 2匹 拾って来たのだけど
1匹飼ってくれないか
とにかく チョット見てよ
まだ 目も開いていない 子猫が
ミャーミャーと 鳴いていた
それが 16年前
目も開いていない プリンに
牛乳を薄め 温め
哺乳瓶で飲ませて 育てた
あれから 16年
彼女は 年老いたが
最近お気に入りの ロイヤルカナを 食べ
クンに 纏わり付かれ
刺激を受けながら
元気に 過ごしている
バンコクに 連れて来る時
覚悟して 飛行機に乗せた
頑張ってよ
と 声をかけ 飛行機に乗せた
今も
撫でようとすれば
手で ガードする
滅多に 甘えない
呼んでも 返事は無い
クールな プリンである
プリンが 元気で いてくれる
それだけで
私は ありがたいと 感謝する
で
コヤツ
バンコク生まれの クン
最近は 目が合って 呼べば
チャッチャッと 来て
私の お腹 か 胸に乗っかる
常に ゴロゴロ と 喉を鳴らし
チュッと キスしても ゴロゴロ
顔を メチャクチャ 撫でても ゴロゴロ
クンを乗っけながら
私は 2.1キロの 幸せの 重さを 今日も 味わう