ソウルのBF 2️⃣ ✈️
N とは
彼の お店で 初めて 会った
バーでも無く
スナックでも無く
高級感で いっぱいの お店だった
元 旦那様とは 別居している頃
知り合いの 日本人駐在員に
連れて行ってもらった
N は
黄色の ポロシャツ姿で
到底 その店の オーナーとは 思えない 服装だった
カウンター席の 他に
ソファーが ユッタリと 置いてあり
一面の 壁からは
水が 流れ落ちている
カウンターには
大学に通う 女の子の バイトが 数人いた
私達は カウンター席に 座った
知り合いと N は
とても 親しい間柄の様で
話が 弾んでいる
私は 勝手に 白ワイン を 頼み
女の子に
「チェットリ チュセヨー」
と 言い 灰皿を 貰った
隣の隣に 座っている
韓国の男性が
「日本の人ですか」と 話しかけてきた
笑顔で 相槌を うっていたら
「何か ご馳走させて下さい」
と 言うので
ワインを お代わりする
ついでに チーズも 頼む
韓国の男性は 日本語を 話せる事が
楽しそうだった
自分は プロゴルファーで
日本にも 時々行く と 言う
「あらぁー そうですか」
と
驚いてみせる
その時
N が
知り合いに ひと言
「彼女は 何をしてる人 香港の 女優みたいだよ」
私が 適当に 合わせているので
その 言葉に なったのだろう
私は
初めて
N を マジマジと 見た
適当な女を
香港の 女優と 言い換えた
賢い 男が
無邪気な 笑顔で 座っていた
私は フッと 笑い
ゆっくりと 会釈を した
【追記】
この時は
確か 父も 一緒だった
父が ちゃんとしたホテルにしてくれ と 言うので
母と 私は 仕方なく 従ったものだ
最初で最後の
ロッテホテル に なった
(画像は 全て お借りしています)
🥂 🥂 🥂