大きな 課題 1️⃣
彼女を 私は カエちゃん と 呼んでいた
カエちゃんは 広島原爆の 被爆者だった
私は 年上の 彼女が 大好きで
そして 尊敬 崇拝 し
人生の 先生の 様に 慕っていた
カエちゃんと 知り合ったのは
まだ 秋田で 結婚生活を
つつがなく 営んでいた時である
1000人 収容できる 市民会館 を 借り
お芝居を 上演しようと
旦那が 言い出した
お得意様 20社に 声を 掛け
知り合いに 声を掛け
パンフレット作り
担当を決め
大きな イベントに なった
その当時
俳優の 山本 學さんと 交友が あったので
実現できた企画だと 思う
「罠」と 言う お芝居は 大成功で 幕を 下ろした
その 打ち上げで
初めて
山本 佳永さん に お会いした
目立たず そっと 笑っていた
山本 學さんの 奥様
山本 佳永さん
こんな ご縁で カエちゃんとの お付き合いが はじまった
付き合ってみると 見た目と 違い
ハッキリした 物言いを する人だった
學さんの 留守を 狙い
何度か 東京に 遊びに 行った
自宅に 泊めて頂き
2人で 渋谷の レストランで 夕飯を 食べた
さほどの 話しは してないのだ
思い出せないのだから
たいした内容では ないと思う
知り合って 3年が 過ぎた頃
學さんより
手紙が 届いた
カエちゃんが
肺癌 に なった。。。。。
その 手紙は
恐れ 戸惑い ショック で いっぱいだった
秋田の 玉川温泉 を 手配できないだろうか
學さんの 必死の 頼み
旦那は あらゆるコネを 使い
希望の 日数を おさえた
あとは 手術が 無事 すむように 祈るばかり
こちらの 体制は 整っている
つづく
🍀 🍀 🍀