ダイヤモンド💎
私には 宝物が ある
ミチヨ と 言う
ミチヨとは 30年以上の 付き合いになる
彼女は 鈍感である
イヤミを 言われても 気付かず
笑顔で 合いの手 入れやがる
だから
私は クールに 反撃させて頂く
鈍感な ミチヨだが
私の 物言い は
不思議と わかるらしく
イケナイワ と 足を 突く
だが
そんな事は 一切無視し
意地悪さ ヒラヒラ泳がせ
相手が 二度 向かって来ぬよう
私は クールに
意地悪く 追い込みかける
「いやねぇ プーちゃん
あんな イヤミ言ってぇー」
と
呑気な ミチヨ
「馬鹿か おめぇーは
おめぇーが イヤミ言われたから
やり返したんだべやぁ」
と 般若のように 言えば
「えぇぇー そうなのぅーー
わからなかった」
と 菩薩のように 笑う
いったい
どれほど 彼女に 助けられてきただろう
いつだって 味方でいてくれた
「プーちゃん 悪魔の囁き
に 耳を かさないで」
と 戒めてくれる
「プーちゃん ヨーグルト買っておいたよ
食べる?」
と 甲斐甲斐しく かまってくれる
「プーは 私の 大事ちゃんだからさぁ」
と 嬉しがらせてくれる
貴女こそ 私の ダイヤモンド
大切な 宝物だよ
バンコクより 愛を込め