プリン です✨

日々の感じた事 困った事 思った事を ツラツラと書いて居りまする
バンコク情報 さほど 御座いません
お許しあれ

殺したい と 思った 人 1️⃣

18歳から 22歳まで 付き合っていた 男が いた


高校の 同級生だった





学生の頃は


お互い 他の 人と 付き合っていた


上京した年の 6月に 高校時代の 彼と 別れ


私は


みるみる 痩せた


5キロは 痩せた





私は 百貨店に 勤めていた


ある日 同級生が 2人で 訪ねて来た


裕次君 と 竹彦君


懐かしくって 勤務終わるまで 待っていてもらい


3人で お店に 入り ワイワイ と 話をした




それから 暫くして 裕次君から


寮に 電話が あった



あの頃 何曜日が お休みだったのだろう



待ち合わせの場所と時間 決めた




夏も 終わろうしていた頃に 2人の 交際は スタートした


私にすれば BFの 1人だった


そう BFは 結構 いた




秋に 私は 六畳の アパートを 借りた




クリスマスも 近づいた ある日


裕次君と一緒に


竹彦君の アパートに 遊びに 行った


竹彦君は 雪乃ちゃんと いう子と 同棲していた


狭い部屋を ふたつ 借りている


4人で 散々 呑んだ


私と 雪乃ちゃんは 隣の 部屋に 引き上げ


いろんな 話を した


別れた 彼の 話を 酔いに任せ 話した


辛い と 言った


会いたいとも 言った




突然 裕次君が 入って来る


何か 言いながら 私を 殴る


唇が切れ 血が 滲むけど


酔っ払ってる 私は 痛みを 感じない


ただ


泣きながら 怒鳴って 殴ってる 裕次君を 見ていた


何故か 竹彦君まで


お前が 悪い とか 言いながら 雪乃ちゃんを 殴ってる


何か 言いたいのだけれど 思考は 止まったままだ



急に 裕次君 私を 抱きしめ


ごめんよ と 謝る


タオルで 唇を ふく


私は ヘラヘラ していた と 思う






私の 狭い部屋は 女友達の 溜まり場 だった


新宿の 歌舞伎町の ディスコには 通った


螺旋階段を 降りれば フロアーで


みんなが 踊っている


フィリピンバンドの ドラマーの 子が


大きな声で


プリンーー と 呼びかける


顔見知りの ウエイターが 素早く 席に 案内してくれる


大概 3人か 4人で 出かけていた




そんな 遊び呆けていた 頃


あっちゃんが ディスコで 知り合った 男に 恋をした


あっちゃんと 私は 同じ百貨店に 勤めていた


帰りの 電車の中で


あっちゃんは 言う


「プー 私ね この電車に乗ってる人 みんなに 私 恋してるの と 叫びたい気分だよ」


瞳輝かせ 笑って あっちゃん が 言う


偶然にも その 恋の相手は 私の アパートから 歩いて 行ける 距離だった


彼女は 寮に 外泊届を 出して 来ている


彼の 元へ 行く為


私と 一緒に 電車に 乗ったのだ


彼は 大学生だった


背の高い 長髪 の 痩せた人だった





あっちゃんには


高校時代からの 付き合ってる 人が いる


私は その彼を 紹介されていた


真也君 と 言った


真也君は 銀行に 勤めてる





その 夜


1人で 部屋にいると


ノックが する


黙ったままいれば


真也です と 言う


エッ と 思いながらも 開ける


真也君


すみません と 謝り 座った




「やっぱり 来ていないのですね」


私 仕方がないから


「 あっちゃん?」と 聞く


「寮に 電話したら プリンさんの 名前で 外泊届けが 出ている と 言われました」


私 黙るしかない


「 プリンさんは 知っていますよね アイツが どこにいるか 知っていますよね」


私 黙ったまま


「教えてくれませんか 騒ぎは 起こさないから ただ 聞きたいだけだから」






私 顔上げ


真也君 を 見る





「行きますか」と 言った






上京して 1年が 経とうと していた






つづく




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